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古曲の解明 [三曲]

三曲で古曲という場合、古代史のような長いスパンで考えることはしません。

一番古いころといっても、「六段の調」で有名な八橋検校のころですから江戸時代の初めごろです。(でも、大バッハが活躍したころよりも50年以上前ですからそれなりの歴史はあります。)

7月に行われる三曲合奏研修会の課題曲5曲のうちに古曲が3曲も入っています。「舟の夢」、「今小町」、「七小町」の3曲です。曲を知っている人だったらぞっとするぐらいの大曲(演奏時間が長く、難易度が高い曲)ばかりです。

「舟の夢」には苦い思い出があります。数年前のこの会で尺八一人で絃方と合わせるように勧められてやってみたのですが、途中で、絃がどこを演奏しているかわからなくなって降参したことがありました。

その時から少しは上達していることを見せたいので、しっかり練習することにしました。
あっ、それより前にやることがありました。それは楽譜の突合です。
尺八の音と箏の音のタイミングがどうなっているかを押さえておかなければ合わせるのが難しくなります。

そこで、大日本家庭音楽会から宮城道雄著の「船の夢」の箏譜を取り寄せて解明を始めました。

調べ始めたらすぐに、要注意の箇所を一つ見つけました。
都山流公刊譜1ページ6行1小節目(小節の数では31小節目)から4小節目(同34小節目)までです。

舟の夢_0002.jpg

この前の30小節目までは1対1で対応しているのですが、31小節からは箏譜の長さが倍になっています。尺八の1小節が箏譜では2小節で表記されているのです。
これは箏譜の問題ではなくて、尺八譜が4分音符を8分音符に置き換えて記載していたのです。

尺八譜を見ると31小節の3拍目あたりに「徐」と書かれていますから、ここからテンポが緩むと思うわけですが、
実際には4分音符を2分音符、8分音符を4分音符に読み直して演奏しなければならない倍徐だったのです。

それも小節の途中からではなく頭からです。そして最後も34小節の最後ではなくて2拍目までです。3拍目からは元のテンポに戻ります。これを知っていないと合わせるのはなかなか難しいことになります。

舟の夢_0001.jpg

箏譜の方には「以下二十八拍子都山流尺八ハ二分ノ一ニ作セリ」と書かれています。尺八譜にもこの趣旨が書かれているとわかりやすいのですが、版を変えるのはなかなか大変なようですから、reizanが生きている間に変わることはないかもしれません。

都山譜はB5サイズを基本にしていますから、少しはみ出すとか少し余るとかが無いように上手く割付けがされています。その類かと思ったのですが、手事に入る前のところに4小節分の余白ができています。
用紙を効率よく使うという点では箏譜と同じ割付けでも何ら問題ないのですが、なぜ31小節から34小節の間変えたのかは不明です。

 



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