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新明解の引き比べ(その1) [推薦図書]

新明解国語辞典の第三版と第四版を入手しましたので、手始めに引き比べをしてみました。その一部をご報告します。

その前に、編集者の関係に触れておきましょう。第三版までの編集に携わった見坊先生は山田先生と東大の同級生です。
金田一京介先生の紹介で見坊先生が三省堂の辞書編纂をすることとなり、その時に見坊先生が山田先生に手伝いを依頼して一緒に辞書づくりをすることになりました。

その時からずっと編集者と助手という関係が続きました。そして第四版の時に見坊先生の名前が編集者から外されました。(そのあたりの経緯はNHKテレビでドラマチックに再現されていました。)

そのことによって第四版では山田先生の個性がそれまで以上に反映されることになりました。だから、第三版と第四版を比較してみると面白いのです。

最初に、テレビでも取り上げられていた、「はくとう【白桃】」からご紹介しましょう。

三版 白桃.jpg
《第三版 白桃》

第三版の語釈はごく常識的です。これが第四版になるとかなり恣意的というか個人の感想みたいな語釈に変わります。
つまり第四版の語釈には生身の人間の感情が反映されているのです。そのあたりが面白くてこの辞書に人気が集まるようです。

四版 白桃.jpg
《第四版 白桃》

第四版の「果汁が多く」は良いとしても、「おいしい」と断定するのはなかなか勇気のいることだと思います。

では、黄桃の方はどうなっているのでしょうか。

三版 黄桃.jpg       四版 黄桃.jpg
《第三版 黄桃》   《第四版 黄桃》

「普通」というのは特別美味しくも不味くもないということだと思いますが、この言葉だけを引いた時には「普通」の意味がわからないと思います。

reizanが知っている言葉で、「しゃくはち【尺八】」も引いてみました。

三版 尺八.jpg       四版 尺八.jpg
《第三版 尺八》    《第四版 尺八》

語釈を見て、「えっ!」と驚きました。尺八愛好家のあいだでは、尺八は真竹で作られているのが常識で今までに疑ったこともありませんでしたが、これを見て図書やネットで調べました。
いわゆる普化尺八(虚無僧以降に使われている今の形の尺八)の材料はやはり真竹が正解のようです。
ただ、正倉院の古代尺八にハチクで作られたものがあるようです。

「真竹」と「淡竹(はちく)」の特徴は似ていて、成長した時の樹長、直径はほぼ同じです。節のところから2本の枝が出ることと、節が二重円(二段重ねの円)になっているところも同じです。

でも見分ける方法はあります。樹皮(いわゆる竹の皮)に黒い斑点があるのが真竹、ないのが淡竹です。もうひとつの特徴は、破竹は白い粉吹くので竹全体が白っぽく見えますが、真竹は鮮やかな緑色です。

そう言われても尺八の形になってしまうと見分ける特徴がなくなってしまうので、真竹で作られているというのを信じるしかありません。
なんだか、最近、世間を騒がせているレストランのメニュー表示問題を連想させられました。


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